判断基準

トルコでの盲腸手術:約60万円

  • 全体的に、日本と同じか少し高いくらいの額の医療費(日本の10割負担額と比較)
  • 重病で日本に移送になったときの費用 約170万円
のむてつ所長のむてつ所長

盲腸手術60万円のレベルなので、「治療費」の補償限度額としては、最低200万円は欲しいところです。ただし、重病で日本に移送になったときの移送費用として、「救援者費用」の項目を170万円以上にしておきましょう。(「治療・救援費用」という感じで合算されている場合は最低400万円は欲しいです)。

トルコの医療費は、そこまで高額ではありません。診察・治療費用は日本より少し高いくらい。個室利用料などの部屋代は、日本よりかなり安いです。

「治療費補償」については、年会費無料のクレジットカードに付帯する保険が、治療費の限度額が200万円なので、カード付帯保険だけでカバーしようと思っても、1枚でカバーできる額です。(参考:クレジットカード海外旅行保険比較表(80種以上))

また、重病時に、日本へ移送するときの費用が約170万円くらいかかる見込みです。移送費用は「救援者費用」という項目でカバーされるのですが、400万円となると、保険付帯カード2枚でギリギリカバー可能なレベルです。

一点、注意してください。カード付帯保険は90日間が最長。それ以上の期間の場合は、別の節約方法が必要です。こちらの記事にまとめています。⇒半年〜1年など長期海外旅行保険の節約方法3つ

以下、参考にしたデータ・情報

現在の為替レート:1トルコ・リラ=failed円 (←googleからの自動取得値)

↑この現在の為替レートは、下記の昔のデータと比較するときに、ご利用ください。

2013年のデータ

↓出典:東京海上日動 世界の医療と安全2014年 より(換算レート不明。おそらく、1トルコ・リラ=約47〜56円)

イスタンブールの医療費
病院の部屋代
(1日あたり)(薬代、X線代、検査費は含まれない)
公立病院
(医師費用を除く)
個室 約7千円
セミ個室 約3,500円
一般病棟 情報なし
I.C.U/C.C.U 約5千~1.5万円
私立病院
(医師費用を除く)
個室 約8千円
セミ個室 約5千円
一般病棟 情報なし
I.C.U/C.C.U 約2.5万円~約5万円
入院保証金 公立病院 必要(最初の検査で約4千円~6千円の支払いを依頼する公立病院もある)
私立病院 必要 約1万円~約25万円(病院、症状、治療内容による)
手術費   虫垂炎 アキレス腱断裂
公立病院 約11万円 約11万円
私立病院 約42万〜51万円 約34万〜45万円
入院期間(平均) 2日~3日 2日~3日
外来初診料 胃腸炎
公立病院 約4,500円
私立病院 約8千円
当地から日本への移送費 約144万円〜156万円(ストレッチャー使用、定期便利用、付き添い医師1名、看護師1名)
備考 ●移送費は利用する航空会社および、時期により異なる。
●全費用が、地域や病院の質によって異なるが、一般的に私立病院の費用は年々増加している。
●公立病院のほとんどが個室を持たない。私立病院は通常、患者を一般病棟に入れない。

2009年のデータ

↓出典:東京海上日動 世界の医療と安全2010年より(換算レート2009年9月7日 1トルコ・リラ=約62.5円)

イスタンブールの医療費
病院の部屋代
(1日あたり)(薬代、X線代、検査費は含まれない)
公立病院
(医師費用を除く)
個室 約2千~2,700円
セミ個室 約1,300円
一般病棟 情報なし
I.C.U/C.C.U 約6,600~2万円
私立病院
(医師費用を除く)
個室 約6,600~約2.7万円
セミ個室 約5,300~1.3万円
一般病棟 情報なし
I.C.U/C.C.U 約3.3万~6.7万円
入院保証金 公立病院 必要(最初の検査で約5千~8千円の支払いを依頼する公立病院もある)
私立病院 必要 約1.3万~33万円(病院、症状、治療内容による)
手術費   虫垂炎 アキレス腱断裂
公立病院 約13~27万円 約13~27万円
私立病院 約40万~93万円 約40万~93万円
入院期間(平均) 2日~3日 情報なし
外来初診料 胃腸炎
公立病院 約1,300~5,300円
私立病院 約3,300~2.3万円
当地から日本への移送費 約160万~173万円(ストレッチャー使用、定期便利用、 付き添い医師1名、看護師1名)
備考 ●移送費は利用する航空会社および、時期により異なります。
●全費用が、地域や病院の質によって異なるが、一般的に私立病院の費用は年々増加している。
●公立病院のほとんどが個室を持たない。私立病院は通常、患者を一般病棟に入れない。

2008年のデータ

↓出典:ジェイアイ傷害火災HP(2008年2月。1トルコリラ=約85~92円)

イスタンブールの医療費
  内容 日本(10割負担額)
救急車の料金 ①公営:無料
②民営:3.6万円
①無料
②通常利用しない
初診料 1.3万円 2,700円
病院部屋代
(1日当たり)
①相部屋:通常利用しない
②個室:8千円
③ICU:1.4万円
①1.7万円
②2万~5万円
③8.8万円
盲腸手術の治療費 ①総費用:52万円
②平均入院日数:4~5日
①40万円
②4~7日間
骨折時の治療費
(橈骨末端閉鎖性骨折)
4.5万円 1.5万円
ファミリードクター制度 なし なし
*初診から専門医の受診が可能(ただし、総合病院等で紹介状が必要な場合あり)
乳児死亡率(1千人当たり) 16.1人 2.4人

↑乳児死亡率のみ2011年のデータ。

2004年のデータ

↓出典:ジェイアイ傷害火災HP(換算レートは2004年3月。1トルコリラ=約82円)

都市名 救急車の料金 入院
保証金
病院部屋代
(日額)
盲腸手術の
総費用
(入院日数)
トルコ
イスタンブール 無料(公営)
1.8万〜(民営)
22万円 1.3万円(個室) 44万円
(3日)

その他の情報

医療水準は保たれていますが、英語を介する医師がほとんどいないので、受診の際はトルコ語の通訳が必要です。なおAcil(アジル)と呼ばれる救急は24時間受診可能です。医療費は欧米並みに高額ですので、事前に旅行保険への加入をお勧めします。

西洋と東洋の文化がすばらしい具合にミックスされたトルコ。気候はかなり乾燥しているようで1日の温度変化も激しく、天候も変化しやすいようです。医療水準に関しては心配ないようですが、医療費は欧米並みに高いようですね。

大学病院には優秀な医師がいるものの、外来は非常に混んでおり、トルコ語が話せない一般邦人には利用しづらいようです。費用は高くても医療設備が揃っていて清潔な私立病院を利用した方が安心です。

↓この情報は衝撃的。病院ごとに価格がかなり違う、というのも驚きですが、同じ病院の数年間での激しい値上げ額も、かなりの驚きです。(2015年8月の記事)

ACIBADEM病院という、トルコ国内に支店がいくつかある、お高めの私立病院です。しかし、これ。地域によっていろいろな価格が異なります。今回、3年ぶりに診察に行ってびっくり。診察だけで90リラです。 もうね9000円感覚です。カッパドキアの私立病院だと30リラです。(でしたっけ)これも、年々どかんどかん値上がりしています。 

カイセリにアジバーデム病院が出来たのが、2009年だったでしょうか。当時、出産費用は2000リラでした。(本店イスタンブールは8000リラ)近辺の病院で150~300リラくらいが平均価格でした。当たり前ですが、商人の町カイセリです。お財布の紐は硬いです。誰もお客さんが来なかったようで、翌年には1000リラになっていました。この費用、2012年には1500リラ程度に値上がっていました。(この時の周辺の平均は250~400リラ)

今回、びっくりです。 3000リラになっていました。 予想をはるかに上回っていました。これでも、イスタンブールの人からは「安い!!」と言われました。アンカラでも、しょぼい私立でこのくらいするそうなんです。でも、最低賃金が1000リラちょいのトルコです。 かなり悩みました。…(省略)…なんともまぁ。 強気で営業しています。お給料はカイセリの他の私立と変わらないんですが・・。

↓こちらは、「トルコの公立病院は行くもんじゃない」という体験談。(2012年10月の記事)

朝6時には酷い吐き気と高熱時の様な体の痛みでどうしようもなくなり、夫が公立の救急病院に連れて行ってくれました。ところが、人の空いた緊急受付の人達は世間話をしているだけで『あと3〜4時間待てば内科で呼ばれるんじゃない?』程度で一般診療を案内。私立の病院と随分対応が違いました。夫は『こんなに具合悪いのにどういう事だ!何なんだこの国は!』と怒り心頭。

そこはさっさと後にし、もうひとつの公立、しかも大統領もここで先日手術をしたHacetepe 大学病院に行きました。ですが、ここがまた酷かった・・・・・まず、血圧と体温を計って午前7時頃に受付はしてくれたのですが、待てど暮らせと呼ばれない。…(省略)…椅子が汚いので立って待っていた私と夫ですが、誰一人として呼ばれないので受付に聞きに行くと『9時にならないと診察は始まりません。』との事。一般診療と同じ時間に開くなんて何の為の救急病棟なんですか〜。こんな病院だったら助かる人も助からないと思います。…(省略)…この経験で、二度と公立には行かないわよ〜!!と誓った私です。来年は高くてもプライベートの医療保険をかけて意地でも私立病院に行きます!!

↓こちらには、公立病院と私立病院の違いがわかりやすく、まとめられています。

国の病院《デヴレット ハスターネシ》は、基本的にタダ。特殊な手術とか、薬代の一部は自己負担もありますが、私立と比べたら雲泥の差!でもここが問題で、いつでも混んでるし、予約なども出来ない。朝一番で行っても、その日に絶対に見て貰えるとは限らないし、検査結果の待ち期間も1〜2週間は普通という惨状(T ^ T)

私立病院《オゥゼル ハスターネシ》はと言えば、一部の手術など保険が少し適用になる事もあるけど、殆ど実費 (;´Д`A  その代わり、日本と変わらない清潔で快適な状態で医療を受ける事が出来ます。入院部屋などは日本の一般病棟よりも広く人数も少なく(個室が多い)快適な位!なので、一般家庭の人達は私立の病院に行く事が多いです。

1度だけ、私立病院に無い科の受診の為に国の病院に行きましたが、本当にビックリしました。。。うん、あそこにいつも行くのはちょっと・・・しんどいか、な。。

↓こちらは、トルコ在住17年のベテランの方のご意見。私立病院では、ちょっとした健康診断&検査で3万円ほどかかるとのこと。

今日は朝から病院へ。ちょっとした健康診断&検査のようなものですが、私立の病院は相変わらず高いなぁ…。健康保険はありますが、私立の病院では利きません。ですので全額支払(涙)。しめて3万程…。国立公立の病院だと、医療費はただですが、その分凄い混雑で、診療に時間を割いてもらえません。先生がいないことも結構あります。…(省略)…この他トルコの病院伝説は一杯ありますが、こういうことから設備面やケアの面で不安がありますから、外資や私立の病院の方が安心といえば安心。ただし、高いです。