判断基準

カンボジアで盲腸手術:約60万〜80万円

  • 全体的に、日本の約1.5〜2倍の額の医療費(日本の10割負担額と比較)
  • 難しい治療はシンガポール・バンコクへ搬送 約3万~4万ドル
  • 重病で日本に移送になったときの費用 約180万円
のむてつ所長のむてつ所長

盲腸手術で80万円のレベルなので、「治療費」の補償限度額としては、最低250万円は欲しいところです(「治療・救援費用」の合算の場合は最低500万円は欲しいです)。

カンボジアの医療費は、意外に高く、アジアの中では香港・シンガポールに次ぐ高さです。ですので、海外旅行保険は必須。ただ、治療費用の補償額が400万円くらいまでなら、年会費無料クレジットカードを2枚用意すれば、付帯保険でも十分にカバーできるので節約可能です。参考:クレジットカード海外旅行保険比較表(80種以上)

重病時で、日本・バンコク・シンガポールへ移送となると、費用は400万円ほどかかることも。これは「救援者費用」という項目でカバーできるのですが、400万円だと、年会費無料の保険付帯カード2枚でギリギリカバーできる額です。

ただし、カード付帯保険は90日間が最長。それ以上の期間の場合は、こちらの記事にまとめています。⇒半年〜1年など長期海外旅行保険の節約方法3つ

以下、参考にしたデータ・情報

現在の為替レート:100カンボジア リエル=failed円 (←googleからの自動取得値)

↑この現在の為替レートは、下記の昔のデータと比較するときに、ご利用ください。

2013年のデータ

↓出典:東京海上日動 世界の医療と安全2010年より(換算レート不明。おそらく、100リエル=2.1〜2.6円くらい)

プノンペンの医療費
病院の部屋代
(1日あたり)(薬代、X線代、検査費は含まれない)
公立病院(医師費用を除く) 個室 約3千円~8千円
セミ個室 約2千~6千円
一般病棟 約4千円
I.C.U/C.C.U 約1.6万~2万円
私立病院(医師費用を除く) 個室 約1.2万~1.8万円
セミ個室 約8千円
一般病棟 約6千円
I.C.U/C.C.U 約3.6万~4万円
入院保証金 公立病院 必要
私立病院 必要(約4万円~約8万円)
手術費   虫垂炎 アキレス腱断裂
公立病院 約5万~12万円 情報なし
私立病院 約28万~56万円 情報なし
平均入院期間 3日~7日 情報なし
外来初診料 胃腸炎
公立病院 約4.8万~12万円
私立病院 約28万~56万円
当地から日本への移送費 約121万〜161万円(ストレッチャー使用、定期便利用、付き添い医師1名、看護師1名)
備考 ●移送費は利用する航空会社および、時期により異なる。
●公共の救急番号はあまりつながらなく、おすすめできない。日本人は私立病院が保有する救急車を利用した方が安全。

2009年のデータ

↓出典:東京海上日動 世界の医療と安全2010年より(換算レートは2009年9月7日。100リエル=約2.1円)

プノンペンの医療費
病院の部屋代
(1日あたり)(薬代、X線代、検査費は含まれない)
公立病院(医師費用を除く) 個室 約4千円
セミ個室 約2千円
一般病棟 情報なし
I.C.U/C.C.U 約1.9万~2.2万円
私立病院(医師費用を除く) 個室 約2万万円
セミ個室 情報なし
一般病棟 約2.8万円
I.C.U/C.C.U 約4.7万円
入院保証金 公立病院 必要
私立病院 必要(約4.7万円~約9.3万円)
手術費   虫垂炎 アキレス腱断裂
公立病院 約5.6万円 情報なし
私立病院 約33万~47万円 情報なし
平均入院期間 3日~7日 情報なし
外来初診料 胃腸炎
公立病院 約1,900円
私立病院 約4千~6千円
当地から日本への移送費 約140万〜186万円(ストレッチャー使用、定期便利用、付き添い医師1名、看護師1名)
備考 ●移送費は利用する航空会社および、時期により異なる。
●公共の救急番号はあまりつながらなく、おすすめできない。日本人は私立病院が保有する救急車を利用した方が安全。

2008年のデータ

↓出典:ジェイアイ傷害火災HP(2008年2月。100リエル=約2.1~2.6円)

カンボジア(プノンペン)の医療費
  内容 日本(参考)
救急車の料金 ①公営:通常利用しない
②民営:2,200円
①無料
②通常利用しない
初診料 1.1万円 2,700円
病院部屋代
(1日当たり)
①相部屋:-
②個室:1.1万円
③ICU:1.1万円
①1.7万円
②2万~5万円
③8.8万円
盲腸手術の治療費 ①総費用:65万円
②平均入院日数:3日
①40万円
②4~7日間
骨折時の治療費
(橈骨末端閉鎖性骨折)
3.3万~4.9万円 1.5万円
ファミリードクター制度 なし なし
*初診から専門医の受診が可能(ただし、総合病院等で紹介状が必要な場合あり)
乳児死亡率(1千人当たり) 68人 2.4人

↑乳児死亡率のみ2011年のデータ。

↓出典:ジェイアイ傷害火災HP(2008年2月。100リエル=約2.1~2.6円)

カンボジア(シェムリアップ:アンコールワット)の医療費
内容 日本(参考)
救急車の料金 ①公営:通常利用しない
②民営:5,400円
①無料
②通常利用しない
初診料 1.1万円 2,700円
病院部屋代
(1日当たり)
①相部屋:-
②個室:1.6万円
③ICU:2.7万円
①1.7万円
②2万~5万円
③8.8万円
盲腸手術の治療費 ①総費用:65万~87万
②平均入院日数:3日
①40万円
②4~7日間
骨折時の治療費
(橈骨末端閉鎖性骨折)
5.4万~7.6万円 1.5万円
ファミリードクター制度 なし なし
*初診から専門医の受診が可能(ただし、総合病院等で紹介状が必要な場合あり)
乳児死亡率(1千人当たり) 68人 2.4人

↑乳児死亡率のみ2011年のデータ。

その他の情報

医療事情:特定のプライベートクリニック(外来)で、日本のクリニックと同等の診療が可能です。病院(入院)の場合は、一部私立病院を除き劣悪な環境なので、バンコク又は、シンガポールに搬送されることになります。(海外旅行傷害保険が必要です。)

当地のクリニックを通してバンコク等へ緊急移送される場合は必ず支払保証の確認(専用飛行機での輸送費、約3-4万ドル)が行われますので、十分な額の海外旅行傷害保険に加入する必要があります。プノンペンやシアムリアップ以外の地域では外国人向けのクリニックはありません。医師を含め英語での意思疎通は困難です。

設備の整った私立病院・クリニックでは支払い能力のない人は診察してくれません。治療費は高額(外来診察:約100ドル/回、入院:約1000ドル/日)ですので、海外旅行傷害保険に加入しておく事を勧めます。

カンボジアで安心して治療を受けられる医療施設は,首都プノンペンにクリニックが3か所と,シアムリアップに1か所あるのみで,しかもそれらの施設では応急処置等の初期治療しか受けられません。手術等が必要な場合にはバンコクやシンガポールに緊急移送されることになるので,渡航に当たっては緊急移送サービスが付与された海外旅行保険に加入することをお勧めします。

公立病院は設備の老朽化および医療サービスの水準が非常に低く、外国人はあまり利用していません。当地に在留する外国人は、プノンペンにある数カ所のプライベートクリニック・病院を利用しています。…(省略)…下痢、発熱などによる入院費用は、約 1,000ドル/日かかります。

カンボジアでは収入の割に医療費が高く、なかなか病院で治療を受けることが出来ません。例えば、国立の病院で受診しますと、諸検査などで約300ドル、CTを撮ると80ドル、これに入院費が加わると1,000ドル、2,000ドルになります。