以前書きました、海外旅行保険の延長(更新)拒否の対策の続きです。

先日、実際に
海外旅行保険の延長を拒否された人を
インタビューすることができました。

その方が、こんなふうに言うんです。

 海外旅行保険を使いすぎたのは理解できるんです。
 子供をよく病院に行かせていましたから。
 でもね、納得いかないこともあって・・・・。

納得いかないこと?!
何なんでしょうか???

じっくり聞いてみると、
こういうことでした。

 納得いかないのは、海外保険の現地のエージェントですよ。
 私は、妻が中国人であることもあり、通訳なんか不要なんです。
 私も中国語ができますしね。

 以前、病院で海外保険を利用したあと、
 ふと、明細が見えたんですね。そうしたら、
 たいした病気でもないのに、十数万円かかっていたんです。
 不思議に思って、よく見てみると、その大部分は、通訳費用でした。

 それに気付いてからは、ヘルプラインへの電話でも
 「通訳は不要です」と言っているんです。でも、通訳が来ることが多い。
 結局、現地のエージェントは、そういう『手厚いサービス』の
 部分で儲けているんですよ。だから何かと手厚いサービスをしてくる。

 大体の日本人は、それを有難いと思っちゃいますからね。
 そして言われるがままに保険を使いすぎ、更新の時期になって泣きを見る。

 本当に必要な医療保険の部分だけ、使うことができたら、
 私も海外旅行保険を継続できたかもしれないんです。
 それが悔しくて・・・・

という話でした。
この現実には、私もビックリです。

「病院が儲け主義で、高い治療や高い薬を勧めてくる」という話は
新聞記事などにもなっていますし、私自身も、上海のいろいろな病院を
見てきましたから、実際にあるんだろうな、と思っていました。

でも、病院を紹介してくれる現地のエージェントでも、
そういう儲け主義的なところが、あるんですね。
まあ考えてみれば、彼らも委託されているものの、現地の会社ですし、
商売ですしね。電話で病院を手配するだけでは、利益が少ないでしょうしね。

うむぅ〜〜〜〜。

難しい問題だなぁ、と思ったのですが、
ストレートに相談してみることにしました。
お世話になっている損保ジャパンの金子さんに聞いてみました。

いったい、どういうふうにすれば、
2年目、3年目も、海外保険を更新できるのか。

とりあえずは保険金の利用を節約するしかない、
というのはわかっているんですが、じゃあ具体的に
どうしていけばいいのか。

すると、

「現地のメディカルヘルプラインを
 こう使えば節約できると思いますよ」

と、利用ののコツを教えてくださいました!

現地のメディカルヘルプライン(海外ヘルプデスク)の使い方のコツ

海外ヘルプデスクの使い方のコツ

  1. 病院で保険を利用したときは使った金額を確認する
  2. 後日でも、メディカルヘルプラインに電話すれば、以前の保険利用金額を確認できる
  3. 「通訳不要だから、病院の予約だけお願いします」とハッキリ言えば、通訳なしでも保険利用は可能

ということです。

基本は、やはり、自分で保険の利用額を把握すること。

私が利用したときもそうでしたが、
病院利用時、現地のエージェント(通訳さん)は、
実際の利用金額を教えてくれないことが多いですからね。
必ず、明細を確認するようにしましょう。

そして、
不要なサービスは、ハッキリ「不要だ」と伝えること。
「わーい、VIP待遇だ」なんて喜んでいては、
次の年に泣きを見ることにもなりかねませんから。

ちなみに、病院を手配してもらうときには、
その他のいろいろなリクエストも聞いてもらえるようです。
たとえば、女性の方なら、「女医さんをお願いします」だとか。

メディカルヘルプラインを利用するときって、
切羽詰ったときが多いので、ついつい、
言われるがままに、してしまいがちです。

でも、海外長期滞在者は、
将来の自分を守るためにも、
保険を自分で管理しないとダメ、ということですね。

海外保険も、ご利用は計画的に!

ということですね、ハイ。

※この記事は、以前書きました、海外旅行保険の延長(更新)拒否の対策
続きです。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。